コラム「送料を上手に活用する」<レター毎週木曜日/月4回配信>

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いつも沢山のご注文、ご相談ありがとうございます。

今日から8月ですね!

最近読んだ「美食の教養」の中で「世界的にもこんなに豊かにジビエを食べられる国はない」とありました。
ジビエの本場フランスでも環境保護の観点から禁猟が進んでいるそうで、パリの三つ星店でもジビエに力を入れているのは1軒のみだそうです。

日本はジビエ先進国といえるかもしれません。

さて、今日はコラム「送料を上手に活用する」です。

原価計算をするときに、商品自体の単価をベースにするのは当然ですが、うっかり見落としがちなのが、送料

仕入れ代に送料が計上される場合、送料も忘れずに原価計算に含める必要があります

釈迦に説法だよ、と思われる方もいるかもしれませんが、
ここで、重要なのが、kg当たりの送料。これを出す計算式の例を紹介します

送料÷重量=kg当たりの送料

例えば

2000/kg 商品A 重量2kg 送料 1300円の場合
1200÷2=600
kg当たりの送料は650円/kg、
実質的な原価は2000+600=2650/kgとなります。

これだと、1/3ぐらいが送料に支払っていることになりますね。
送料運賃は、いつも食材を大切に運んでくださる配送会社様への大事な支払いではありますが、
送料を高く払っても、料理が美味しくなるわけではないので、できる限りは抑えたい費用項目ですね

では、どうやってkg当たりの送料を抑えるのか

単純なことではありますが、一度に多くの量を仕入れるほど安くなります

2000/kg 商品A 重量10kg 送料 1700円の場合
1700÷10=170/kg
2000+170=2170/kg

2kg買った時と、10kg買った時の差額は480/kg、kg当たり送料だけで見れば約1/4ほどにまで圧縮できたことになります。

送料単価は、サイズ規格と距離で決まりますので、何kgを越えると送料が変わるかも重要です。

運送会社のY社やS社の場合、料金は以下の区切りで決まります。

※箱重量含むため、()内が実質重量の参考目安
60:2kgまで(1.8kg強程度)
80:5kgまで(4.5kg程度)
100:10kgまで(9kg程度)
120:15kgまで(13.6kg程度)
140:20kgまで※クール便はS社のみ(18kg程度)

もちろん、箱が段ボール箱ではなく、発泡スチロールなのか、中身が嵩張るのか(枝肉とか魚とか)によって変わってくるのですが、ブロック肉の場合などは上記を覚えておくとお得かと思います。

送料を気にされるお客様からのご注文で、
15kg箱MAXとか、5kg箱MAXで!というご注文をいただくことはよくあります。

これは賢い注文方法です。

もちろん一律送料の現場もあるので一概にはいえませんが....

ちなみに配送料については、S社のほうが安くなりますので、現場がS社もOKであれば、S社の方がお得です。

ただし営業所によりますが、配達時間にルーズですし、破損した場合の保証が不十分だったりしますので、Y社の方が安心かもしれません。

日本食糧新聞の記事で人手不足により、大手様の配達も厳しくなっているという記事を数年前に読んだことがあります。

今回紹介したこと以外にも、弊社倉庫からの集約発送や、複数品目をまとめられる産地からの発送などなど、他にもたくさん送料を抑えるための方法はあるので、気になったら弊社担当者までお気軽にご相談してみてください。

今後も送料とは切ってもきれない関係だと思いますので、ぜひ上手にご活用ください。

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